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筑波大学附属小学校の前副校長が、最近の親子は距離が近すぎると嘆くワケ。

12月に入ってから、このような社会情勢であるにも関わらず、あちこちから入塾相談を頂戴しています。

お子さんの学業に関する問題は、やはりどのような時代であろうと根が深いなと思いつつ…ウチの塾は5科400点弱で跳ね返されてしまった塾生たちを叱咤激励し、気合いを入れさせまくっています(笑)。

400点を超えた者が多かった中で、不完全燃焼組をどこまで再生させられるか…400点に届かなかった者のその原因のほとんどは、やはりメンタルの弱さゆえ。もう一歩って子が多いです。甘いところもあるけど、全部がダメではない。だからこそ、もう1本だけ気持ちのネジを締め直せば、次は大台に乗る者は少なからずいるのですから。

さて、筑波大学附属小学校の前副校長で、授業・人塾を主宰する田中博史氏の発言についてです。親が子どもにかかわりすぎると、これからの時代に重要な「立ち上がる力」を身につける機会を逸してしまうと指摘されていますので、今日はその内容を取り上げてみます↓

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■「転ばぬ先の杖」が子どもの成長を妨げる

わたしが見る限り、いまの親と子どもとの距離はとにかく近過ぎるようです。すぐに「転ばぬ先の杖」を差し出してしまい、子どもが自分で考えたり失敗したりすることは減る一方です。

その反面、子どもは「最初から成功しなければならない」と強いられています。それでは、子どもが失敗を恐れて挑戦することを敬遠するようになるのもあたりまえのことですよね。

しかも、親によって「最初から成功しなければならない」と思わされた子どもの場合、とくに失敗を恐れたり挑戦を敬遠したりするのは、「親が見ているところ」ということになります。

そして、失敗をして立ち上がるという経験もないのですから、親が見ていないひとりぼっちの場面で挑戦をして失敗してしまえば、大きな心の傷を受けるということになってしまうのです。

■親が見ているところで子どもに失敗させてあげる

本来なら、これは逆であるべきでしょう。

親が見ていて手を差し伸べられるところで失敗して立ち上がる経験をさせてあげて、子どもがひとりのときには失敗をしない、あるいは失敗をしてもしっかり立ち上がる力をつけさせてあげるべきではないでしょうか。

だとするならば、子どもが勇気を出してなにかに挑戦しようとしたときには、親は結果など気にせず、それこそ適切な距離を取って「うちの子は成功するかな?失敗をするならどんな失敗をするかな?」と、ニコニコとしてただ見ていてあげればいいのです。

そうすれば、子どもは親の顔色を窺ってビクビクするようなことなく、たとえ失敗をしても何度でも挑戦する人間に育っていくはずです。

■「人間関係における失敗」は早めに経験を

「失敗」というと、スポーツや勉強など個人的なものをイメージする人が多いでしょう。でも、社会生活を営む人間としてきちんと成長するには、「人間関係」における失敗をなるべく早くにしておくことも大切です。

いまの親は、他の子どもやその親とのトラブルを避けようとするあまり、どうしても子どもを「安全圏」に入れてしまう。だから親が見ている前では“事件”は起きません。

でも、そのまま体だけが成長して親が制御できなくなったときに、親が見ていないところで子どもが誰かと摩擦を起こす事件が起きてしまったら……?いじめなど深刻な問題を起こしてしまうということになりかねないのです。

■子どもから“離れて”様子を見てみる

もちろん、いくら幼い子どもであっても、他の子どもに暴力を振るうようなことは止めなければなりません。

でも、親同士が見ている前で幼い子ども同士がちょっとした「失敗」をすることは、そのあとにきちんと人間関係を築いていくためにはとても大切なことです。公園やショッピングモールのキッズルームにでも行ったのなら、子どもに近づきたくなる気持ちを抑え、自分の子どもがまわりの子どものなかでどのように関係性を築いていくのかを見てあげてください。

その様子を「あ、ほかの子にボールを取られちゃった」「怒るわけでもないし、穏やかでいいじゃない?」「もっと積極的になってほしいな」というふうに夫婦で実況中継なんてできたら、それこそ子どもと適切な距離を取れて、いい子育てができるのではないでしょうか。

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すべてとは言わないですが、偏差値60を超える学校に通う子、成績帯の子、5科400点以上を獲る子にある程度共通しているのは、親御さんとお子さんの距離感がある程度保たれ、親御さんがお子さんを見守るスタンスを採っていることでしょうか。

親御さんとお子さんがそれぞれ自立性を有しているため、お子さんも思考力が鍛えられて、自らの日常や将来設計のビジョンを持てるようになるというか。親御さんはそれを尊重してあげるだけですから。もちろん、必要な局面ではお子さんの味方になるわけです。

親御さんとお子さんの距離が近いご家庭の子は「共依存」の関係性となっており、やはりお子さんの成績や学力は悪い傾向があります。これは、私も過去散々見てきている光景です。そのほとんどが、親御さんのお子さんに対する過保護と過干渉が原因だと思われますが、親御さん的には「子どものために」を大義名分として動かれているため、なかなか気づくことができない方も多いのかなという印象です。

お子さんに上位の成績を獲らせたいとするのであれば、親御さんとお子さんの関係性は近いと言うのは逆効果であることを、読者の皆さんにお伝えできればと思うところです。

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