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信じたい、でも信じられない、でも信じてほしい…昔ながらの美学を説きつつ。。。

私の持論のひとつに「言葉はウソをつく」というのがあります。

耳触りの良い言葉ばかりを並べる人、いかにも上手くいって当たり前のことばかりを主張する人、そして口だけ「やる!」「今度こそはやる!」と言って何もしない口だけ番長の人など、こういった人たちに共通しているのは薄っぺらい上辺だけの生き方する方や中身の乏しい魅力のない人間性の方が多かったかな…という印象です。

私などは、まず相手に苦言を呈して、相手の表情がどう映るかを見極めています。なんであんたにこんな厳しいことを言われなきゃいけないの?…みたいな態度をとる人は、やはり物事を都合よく解釈したり、何か有事の際には被害者ヅラする傾向があるかなと思いつつ。

逆に苦言を呈したときに、どんなに耳触りの宜しくないフレーズであっても、じっくり耳を傾けて最後まで相手の文言を否定せずに受け止めて血肉化させようとする立ち振る舞いをされる方は、私も「この人、違いの分かる方だな」と感じます。入塾面談の際に私がよく使う判断基準というか。

人間誰しも、自分に都合の悪い話など聞きたくありません。

しかし、サービス業全盛期のこの時代、綺麗事を前面に押し出さなければモノが売れない時代になってしまったこともあり、自分に都合の良い展開しか想像できない、自分に期待をしてくれてのアドバイスを攻撃されたと思って全否定にかかる心的許容量のない人がどんどん増えているのも実情です。

だから、真のサービス業がそういった層を受け止めてビジネスが成立するわけなんですが、教育ではこれをやられてしまうと完全に本人の成長阻害になってしまうなと。

言葉でいくらでも弁解できるし、言葉で自分を誇張することも卑下することも、言葉で自分を守ることもできてしまう。言葉で相手を傷つけることもできてしまうし。

相当前の話ですが、ある塾生が周囲に嘘をつき続けて生きていました。ウチの大学生スタッフたちも「この塾生を信じてあげたい」「この子を信じたい」と私に言ってきて、私も静観していましたが、結局スタッフたちの願いが届くことなく、その塾生は嘘をつくことを止めることはありませんでした。

落胆するスタッフたちを見て、私からこの塾生に、嘘をつき続けることで自分自身の価値が下がっているだけでなく、自分を期待してくれている周りの人たちも傷つけているんだということをコンコンと話しましたが、この子は「明日から自分は変わります」と言い続けて、結局状況が変わることはなく…。

翌日、その塾生のお母さんから電話が。
「ウチの子を信じてくれないとはどういうことですか?ウチの子を信じるのが先生の務めでしょう?」と激しい口調でまくし立てられたことを今でも忘れません。

結局、この塾生は最後逃げるように去っていきました。
それも、退塾ではなく、手続きも何もしないまま無断バックれという形で。通っている学校でもウチの塾生たちにツッコまれると分かってでも、当時このような手段をとるしかなかったのかと。

子どもを信じようとしたら信じるに値しない行動があったから、また信じたいと願って厳しく見守ろうとしたら、親御さんからなんで信じてくれないんだと抗議される。無常ですね。

それからしばらくして、駅前でこの塾生のお母さんとすれ違って目が合いましたが、後ろめたさかどうかは分かりませんが、瞬時に私から目を逸らして歩いていた方向から逆方向に急展開されて足早に歩き去られました。

「ウチの子を信じるのが先生の務めでしょう?」
その結果が、本人もお母さんもこうして逃亡されていくことだったのでしょうか?

確かに、子どもを信じるのは大切なことだと、私も思います。
しかし、人間である以上、ましてや思春期の子どもは自分に都合がいいというのは当然の話であり、どこまで真実を見極めて信じるのかの基準というのは、当然バラバラの見解です。

信じてたけど裏切られた…というのは、相手に対するリターンを無意識に求めているから起こる感情です。
なので、私は敢えて言葉を信用せずに「本人の行動」のみを信用するように、物事を見極めるやり方へと変えていきました。

勉強をやっていない子ほど「勉強やってる!」と主張して、その割に結果がボロボロになって弁解できない状況で矛盾が生じていることを本人が認めざる得ないケースが多く、逆に何も言わないで日々当たり前に取り組んでいる子ほど結果も伴っています。

以前は「有言実行」でしたし、今もそれは色濃く残ります。
しかし、言葉が先行する人ほど「有言不実行」になっている感があります。

私は昭和の価値観の人間なためか、根底には「無言実行」のマインドで生きています。
なので、塾生たちにも、口を動かすより手を動かせと言い続けていますし、言葉よりも行動で示せる人の方が圧倒的な確率で結果につながってことを知っています。

自分を奮い立たせるための有言実行もいいですが、昭和の無言実行の美学も令和を生きる時代の若者に訴え続けていきたいものです。
無言実行のできる者は、実力が認められるだけでなく、周りの人たちからも必要とされて必ず引っ張り上げてもらえますから。男らしいというか、男の美学というか。

男子であれば余計にですが、口数の多い男は信用されないし、口数の多い男は異性からもモテないというのは、ある意味当たっているのではないでしょうか。

時代は、良くも悪くも前進しているんだなと感じる日々です。
モノポリー大会で息抜きしつつも、自己破産者続出の大荒れ展開を見つめつつ、今後を憂いていたお盆最後の時間でした。

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