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有権者の意識格差があるのだから、親子の意識格差があるのは、当然の話です。

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大阪市の住民投票、私は部外者ですが、興味を持って見ていました。

結果的には否決されてしまい、橋下氏は政界引退と話が出ていますが、私個人として思ったことを書いてみます。

私は政治を学んでいませんし、評論家でもない無知の素人です。

ですので、子育てというテーマを扱う者として、考え方がかぶりそうな部分だけシンプルに個人的感想を述べようかなと。ですので、見解の違う方が多々いらっしゃるかと思います。

今回否決になったのに、色々なファクターがあったことは各メディアより情報を入手されている方も多いはずです。

「高齢者の大半が否決に反対票を投じた」

「若者が選挙に行っていれば、結果は変わっていた」

「南部と北部で所得層の違いがそのまま票になった」

そして、

「老い先短い高齢者が若者に借金のツケをまわして、子どもや孫の世代まで考えていない」

「高齢者は自分たちのメリットが得られなくなることなど、今良ければいいという考えだ」

とのお言葉もあるようです。

投票結果については、私は何も言える立場ではないので述べません。

面白いなと思ったのは、「高齢者はもっと若者のことを考えろ」とか「なんで高齢者ばかり優遇されるんだ」という内容に関してです。

私のような30代含め、現状の若い世代というのは好景気の恩恵を受けてきていない世代であり、大学を卒業する頃は“就職氷河期”と呼ばれ、池井戸潤さんの小説のタイトル通り(ロスジェネの逆襲)、「ロストジェネレーション」と呼ばれてきた世代です。

なので、国とか景気によって何か恩恵を受けてきたという感覚に乏しいのかもしれません。

ずっと不景気で苦労してきた。仕事もままならない。給料もカットされる。

なのに、税金は上がる。でも自分たちは懸命に頑張って税金を納めているのに、なんで高齢者ばかり良い思いをするんだよ…そんなことを言ってた知り合いもいました。

明らかに、高齢者が目の敵になってしまっている印象を受けます。

高齢者は若者に養ってもらって当たり前だと思ってるんじゃないの?みたいな。

ちょっとした落とし穴がここにあるのですが、高齢者の方も今まで苦心してこの国を支えてきたという事実を理解している若者がどれくらいいるかといったところでしょうか。

太平洋戦争後、焼け野原の日本から高度経済成長を支えてきたのは、今の高齢者であって、その高齢者も「平和な時代になった。これからオレたちがこの国を背負っていくんだ」と仕事終わりに居酒屋で酒を片手に語っていた方も多いのではないでしょうか。

でも、私含め、現代の若者世代は上記のような現役時代の高齢者の奮闘ぶりを見ていたわけではないので、知らないのは当然です。

あたかも、高齢者が既得権益を食いつぶす存在に見えてしまっている方もいるのかもしれません。それによって、自分たちの生活が苦しいんだ…みたいな。

その結果が、最初に出した「高齢者はもっと若者のことを考えろ」とか「なんで高齢者ばかり優遇されるんだ」の発言につながってるわけで…。

子育ての話に戻すのであれば、少なくとも、親と子の考えが一致しているということは「妄想」に過ぎないということです。

「ウチの子は私の息子(娘)なんだから、親である私の考えを分かっているだずだ!」

「いや、分かってくれるはずだ!」

ここまで長々と述べてきてお分かりかと思いますが、世代によってここまで考え方や価値観が違うのに、親子だからといって、以心伝心が当たり前だというのはあり得ません。

ですので、お父さんお母さんが親の世代の論理で子どもに価値観を押し付けても、うまくいくわけがないし、子どもが反発してしまうのです。

思春期特有の反抗もそれなりにありますが、私は、親の価値観押し付けによる子どもの反抗が大半だと思っています。

世代間の考え方や価値観の溝は、まず埋まりません。

若者世代が歳を重ねて、お父さんお母さんの苦労を理解できるようになるまでは。

要は、子どもの価値観を大切にして、どこまで自主性を見守ってあげられるか…ではないでしょうか。

子どもに決めさせ、やりたいようにさせて、その結果から得たもので学ばせる…それが、親子関係の円満さには重要だと、私は思います。

昨日の大阪の住民投票をメディアで拝見しながら、そんなことを思ってました。

長々と書いてきて、申し訳ないと思いながらも、実はもう1つあります。

人間は、変化を嫌う生き物だなぁと改めて思いました。

今回の住民投票も、様々な思惑があったとはいえ、僅差だったとおはいえ、結局は反対派が勝利する結果に。私は口を挟む立場にないですが、個人的には賛成派でした。

私の師匠の座右の銘だった「諸行無常」という言葉。

私自身の座右の銘でもあります。

あらゆるものは生じ、そして滅びる。

私たち自身、動物や草木、私達の住むこの環境の世界はとどまることなく生まれ、やがて消えていくということの繰り返しです。

時代とともに、人も、世界も、在り方も変わっていくことが自然です。

世の中は、常に変化し続けていきます。

同じであることはあり得ません。親子関係然りです。

親と子が、永遠に良好な関係でいられるということもありません。

そのときそのときで、親も子も歩み寄りのスタンスを変えていくことで、関係は維持されるのですから。

大阪市のみならず、どこの世界でも変わっていくことが自然な中で、変わらないことを選択した今回の住民投票は、自然の流れに反しているなぁと個人的には思いますが、それもひとつの流れ。必要なときに、必要とされる方が為されていくのかなと思います。

私はいっぱしの塾屋でしかないので、自分で世の中が変えられるなんて思ってもいません。

そんな大それたことを考える器量もありませんし(笑)

ただ、すべての方が幸せに人生を過ごせるように…と思いながらも、誰かが我慢を強いられる社会。政治家の方は、その差を埋めるために頑張っていらっしゃるんだろうなと、私はお見受けしています。

長い長い内容になってしまって恐縮でした。

 

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