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子どもの「快適な状態」のレベルを上げる親は、親子関係が円満になるでしょう。

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自主性のある子どもに育てるには、「誉めること」と「叱ること」 をうまく使い分ける必要があります。

 

 

基本的に、子どもは誉めて伸ばすべきでしょう。

叱ることが必要なのは「何かをやめさせたいとき」 です。

 

 

「誉める」と「叱る」を考える際に、とても大切なことがあります。

それは、親が子どもを肯定するということです。

 

 

子どもを否定すると、子どもの自己評価を下げてしまいます。

「自分はダメなんだ…」 と、自分への評価をどんどん低くしていくんです。

 

 

これは、特に子どもを叱るときに気をつけなければならないことです。

いつもは夜8時に寝る子が、たまたま夜更かしをしたとしましょう。

 

 

あなたは、何と言って叱りますか?

 

 

「こんな時間まで起きてちゃダメ!」といった言い方をするのではないでしょうか?

これは否定的な叱り方の典型です。子どもは「夜更かししている悪い子」 と言われた気持ちになります。

 

 

そうではなく、「今日は珍しいね。こんな遅くまで起きてる子じゃないのにね」 といった言い方をしてみて下さい。

 

 

この場合、子どもは「今日の自分の評価がおかしいんだ」 と認識します。

「いつもは早く寝る」という自分への評価は高いままで、「じゃあ今度からはやめよう」 と素直に思うことができるんです。

 

 

これが、子どもを叱るときの基本です。

つまり、決してNoではなく、「あなたはこんな子じゃないのにね」 「今日はいつもと違うね」 という言い方をすることが大切なんです。

 

 

これは、脳科学者の苫米地 英人氏が述べている「コンフォート・ゾーン」 という考え方からも説明することができます。

 

 

コンフォート・ゾ-ンというのは、「自分が潜在的に感じている自分にとって心地良い状態」 のことです。苫米地氏の著書には、以下の例が示されています。

 

 

テストでいつも20点しか取れない子は、コンフォート・ゾーンが20点という成績です。

もっと良い点数を取りたいと思っているかもしれませんが、一方で潜在的な心理としては、20点の状態に慣れてしまって、居心地の良さを感じているのです。

 

 

この子がたまたま60点を取ったとしましょう。もちろん、うれしいはずです。

でも、60点は自分のコンフォート・ゾーンから大きく外れているので、居心地が悪いのです。だから、次のテストではまた20点に逆戻りしてしまいます。

 

 

要するに、「どうせ自分にはムリ」 だと思っていると実際にムリですし、「自分にはできる」 と思えばできるようになるんです。

 

 

例えば、お子さんが算数のテストで30点を取ってきたとします。

そこで、お母さんから「またこんな点数を取って!あなたはいつも算数ができないんだから!」 と言われたら、子どもはどう受け止めるでしょうか?

 

 

無意識に “そうか、自分は算数ができないんだ。だったら30点でも仕方ないか” と諦めてしまうのです。こういうときは、次のような言い方をしてあげて下さい。

 

 

「あなたは、30点の子じゃないよね。50点は取れる子だと思うわよ」

「今回はちょっと、サボってしまったのかな?」

 

 

このように、お母さんにとってその子の評価はもっと高いところにあるということを、さりげなく伝えるんです。それによって、子どもは “もしかしたら、自分はもっとできるのかな” と思うようになります。

 

 

親が言ってはいけない最悪のブラックワードは「あなたはダメなんだから!」 という言い方です。

 

 

こう言われると子どもは「自分はダメなんだ」 と自己評価をどんどん下げていってしまいます。

結局、ダメな子どもを作っているのは、親なんです。

 

 

親が子どもを低く評価していると、その低いところが子どもにとっての快適なゾーンになってしまいます。親が「あなたは間違いなくもっとできる」 と言ってあげることで、コンフォート・ゾーンのレベルは高くなり、実際に成績も上がっていくんです。

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