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「あのとき話し合っておけば…」ゲーム依存、息子は引きこもりに…母の後悔。

先週から塾生の親御さんとの懇談が始まっています。ウチの塾では最低年1回は親御さんに懇談にお越し下さるようお願いしているわけですが、最近は私のブログを読んで下さっているためか、入塾後もお子さんにスマホを持たせないで下さるご家庭も増えてきました。

世の中の有識者には色々な見解がありますが、基本的にスマホをお子さんに与えて「自己管理ができる」子はほとんどいないと私は考えています。それでも結果が出せる子というのは、よほどの自制心を持ったお子さんに育てられたか、親御さんが徹底的に管理されてうるかのどちらかです。

ウチの塾でも親御さんからスマホを与えられた瞬間に5科450点の塾生が270点まで急降下を遂げる大惨事が発生。本人の言い訳も負け惜しみもひどかったため、私も怒髪天を突く阿修羅と化して本人を潰したため、さすがに本人も堪えたらしく、ナメた口ごたえもなくなり、今は以前ほどではないにせよ成績も回復して、勢いも取り戻しつつあります。

スマホを与えてしまった親御さんも相当反省されたようで、今はきっちり管理されているようですが…また悪化することがあれば、私が「あぁ?ひき肉にしたろかぁー!?このボケッ!!!」と降臨するまで。

それが何を意味するのか、どれだけの修羅場になるのか、他の塾生の前で大きく醜態をさらして悲惨なことになるのか、ウチの塾生はよく分かっているため瞬時に襟を正してきます。

それはさておき、この内容の話題が西日本新聞にあったので、ご紹介します↓

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福岡市の住宅街。辺りがすっかり寝静まった午前3時、浩樹(16)=仮名=の自室から怒鳴り声や笑い声が響いてくる。「おまえ行け、おまえ行け」「ほんとうざい」

いったい誰と話をしているのか。母親の由紀=同=は不安といら立ちを抑えて「いいかげんにして」と浩樹にメッセージを送り、布団をかぶった。

浩樹が高校を休みがちになったのは今年1月。スマートフォンを与えた中学時代からゲームに夢中になっているのは知っていたが、毎日登校し、部活もおろそかにしなかった。だがこの年明け、お年玉で自らタブレット端末を買うと、一気に昼夜が逆転した。

「勉強に付いていけないからやめる」。3月、期末試験も追試も受けず、1年間で高校を中退した。

「夜中はやめて」「そんな生活じゃ働けないでしょう」

浩樹が寝るのは毎朝7時。夕方に起き出し、午後7時ごろからゲームを始める。ゲーム仲間と“待ち合わせ”をし、バトル系ゲームに熱中する。100人が最後の1人になるまで生き残りをかけて銃で殺し合うのだという。

この数カ月で体は痩せ顔は青白くなった。浩樹は「悩みはない」と言うが、ゲームにのめり込むことで目の前の問題から目をそらしているように見える。「高校で自分の居場所や楽しみを作れなくて、心の空洞にゲームがすっぽりはまっちゃったのかな」。由紀は推測する。

「夜中はやめて」「そんな生活じゃ働けないでしょう」。ゲームの時間を減らすよう言っても聞かない。「ゲーム依存じゃないの」と向けると、「そう思いたいなら、思えば」。アルバイトで金をためて家を出るよう勧めたが、面接を一度受けに行ったきり、家から出なくなった。

無理やり端末を取り上げることも考えた。でも唯一熱中できるものを失い、無気力になったら。自暴自棄になって荒れたら。そう思うと強く出られない。シングルマザーで、息子が心を閉ざしてしまうことだけは避けたい。

「手遅れですよね」母の後悔

「子どもはいつも何してる?」「ゲームですね」「ずっとスマホいじってる」…。3月、福岡市で開かれている不登校や引きこもりの親の会に足を運んだ由紀は、「うちだけじゃない」と感じた。

「『友達も持ってるから』『連絡取るのに必要だから』。そう頼まれて、簡単にスマホや端末をOKしてしまった。あのとき、ちゃんと使い方やルールを話し合っておけばよかった。手遅れですよね」。由紀は後悔を口にした。

引きこもりとゲームの密接な関係。効果的な解決策も、子どもの行き着く先も見えず、親たちには不安ばかりが募っていく。

親が対応を学ぶ場も

ネットやゲームで生活リズムが崩れていく子どもを間近で見る親はつらい。ネット依存外来を全国で最初に設置した国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)は親の不安を受け止め、対応を学ぶ場を設けている。依存症の診断の有無を問わず、親が参加できる「家族ワークショップ」を3カ月に1回程度開き、治療を終えた家族の体験談などを通して、子どもへの接し方を考えてもらう。

子どもを一方的に責めたり、親の考えを押し付けたりするのではなく、本人が問題に気付き、変わる意欲を持つよう促す接し方が大切という。同センターは「成績低下や不登校、暴力などの問題が生じ、家族が介入しても改善しない場合は、早めの受診を」と呼び掛ける。

福岡市では今年2月、家族のための自助グループ「オルガノン福岡」が発足した。子どもの受診を悩んでいる親や、相談先がなく孤立している親などこれまでに約10人が参加。発起人の一人は「ネット依存は家族も精神的に追い詰める。家族が気持ちを吐き出し、穏やかな生活や健康を取り戻す場になれば」と話している。

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この記事に書かれている通りの現象が、ウチの塾でも一部起こってました(以前ですが)。そして、困り果てた親御さんから入塾相談も受けますが、どうにかできるレベルと、ウチの塾ではどうしようもないレベルに分かれます。

ただ、ひとつ言えるのは、スマホ依存症が激しい子ほど、それに比例して?成績も悪いです。そして、親御さんが与えた後から後悔されている点でしょうか。

以前より申し上げていますが、この国は教育よりも遥かに「経済」を優先している国であるということを、スマホを子どもに容赦なく売りつけている時点で、お伝えしています。

それでも、お子さんの圧力に屈してスマホを与えてしまうのか、それは親御さんの決断次第です。

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