生涯賃金を部員に考えさせる野球部。沖縄・美里工の一風変わった文武両道。

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西船橋工房はおかげさまで定員に達したので、昨日までお問い合わせをもらっているご家庭以外の入塾希望に関しては、夏期講習開始まで一旦打ち切りとさせて下さい。

 

親御さんのSOSに極力応えたいとは思っているのですが、これ以上受け入れると「質」が保てなくなる恐れがありますので。受け入れることができなくて、申し訳なく思います。

 

ここ最近はなぜかバタバタしていることが多く、稲毛スタッフの岩橋と1日で100km以上飛び回っている日もあるんですが、やはり身体がついていきませんね。20代の頃は居酒屋の勤務で2日3日徹夜しても楽勝だったんですが、さすがにアラフォーになるともたなくなりますね。。。

 

中学時代の硬式野球のクラブチームにいたときは、6:00a.m.~22:00p.m.の炎天下ぶっ通し練習で水すら一滴も飲ませてもらえない(今の時代なら、体罰とか叫ばれますが)地獄の状態を味わっているので、体力には自信があったのですが、やはりその年齢その年齢に合わせた健康管理と体力錬成をしなければと、改めて痛感した次第です。

 

野球ネタが出てきたので、今日はこの内容を取り上げてみます。

これもまた長いので、腰を据えてご一読下さい。ためになります、たぶん笑↓

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生涯賃金を部員に考えさせる野球部。沖縄・美里工の一風変わった文武両道。

5/19(金) 7:31配信

Number Web

4月27日の神宮球場。春季東京都大会決勝は早稲田実が18-17で日大三高を延長12回サヨナラで下した。ホームラン7発が出る大打撃戦だったが、平日のナイター開催という異例の試合に対して疑問の声が少なくなかった。

早実の清宮幸太郎という高校野球界のスターがいるため、通常使用することが多い神宮第二球場では観客が入りきらない。混乱を避けることも考慮に入れ、神宮球場で執り行うことになった。その日程が平日夜となったわけだったが、18時開始の試合は想像以上に長引くことになった。それを受けて、高校生がこの時間帯までプレーしてよいのかという声が上がったのだ。

高校生の本分が勉学であるということを考えれば、たしかにそこには難しい問題がある。

「生きる力をつけるのが、高校教育の仕事である」

批判者の多くは部活動が教育の一環であることを指摘していたが、今回は早実と日大三というビッグマッチだからこそクローズアップされたというところがある。もし部活と教育の関係を語るのならば、目を向けるべきところは他にもたくさんある。

勉学の暇もない長時間練習、健康リスクのある炎天下での試合、投手の登板過多など、現在の高校野球を取り巻く環境は、教育という観点から見たときに首をかしげる点が複数ある。

本来、高校球児は何を学ぶべきなのか。高校野球に携わる大人たちは、いま一度考え直す必要があると思うのだ。

「生きる力をつけるのが、高校教育の仕事であるという使命感を持っています」

そう語るのは、この春の九州大会でベスト4に進出した美里工(沖縄)の神谷嘉宗監督だ。

生きるために、高校時代に身につけるべきもの。
神谷は前任の浦添商で’08年夏に、沖縄県大会決勝で東浜巨(ソフトバンク)、嶺井博希(DeNA)を擁する沖縄尚学を破って甲子園に出場し、本大会でもベスト4に進出している。そして美里工が6校目の指導となる。
神谷の指導は端的に言うと「文武両道」だ。

なぜ、神谷が「文武両道」を指導の根幹に置いたのかに耳を傾けると、高校球児が学ぶべき大切なものが見えてくる。

「甲子園に行って上位に入りたいという目標や、プロ野球選手になる夢を持っている子もいます。でも、その夢や目標は叶うかもしれないけど、叶わないかもしれない。しかもプロに入団したら将来が安心できるかといったら、プロの道も厳しい。生きるために、将来のために、高校時代に何をするべきかといえば、生きる力をつけないといけない。

その生きる力をつけるためには、専門高校ではその学校の専門性を生かした資格を取って、それを身につけることが、将来の生きる力につながると思います」

美里工では、国家資格取得を選手たちに義務付ける

美里工では、電気工事士など国家資格取得を選手たちに義務づけている。というのも、工業科で得られる資格の数々が、生徒たちが就職活動する際に重要なものとなるからだ。

神谷の話によれば、工業系高校には求人が多いという。就職先には沖縄電力やANAをはじめ大手企業の名もある。「工業高校ってすごいところなんです。資格を得て就職すると、どこも給料がいい。工業関係の就職は2、3割賃金が高いんです。1000人以上の社員を持つ大きい一流企業に入ると、中小企業の大卒より給料が高いというデータまである」と神谷はいう。

もともと、神谷は数多くの高校で指導する中で、部活動と勉強の両立を生徒たちに求めてきた。進学校だけが「文武両道」を実践できるのではなく、学力や特徴の異なるどんな高校の生徒でも可能だと考えたからだ。

「いい就職を目指しながら部活動をやるべき」
前任の浦添商では簿記や商業の資格、情報処理コンピュータなどの技術、普通科の高校では、英語から取り組ませて勉学の意欲を高め、大学進学を目指したこともある。学校の特色に合わせた文武両道が、神谷の指導だった。

その中で美里工は神谷にとって初の工業科赴任だった。当初は工業高で文武両道をどう実現させていくか思案したそうだが、全国の工業高を視察することで、進む道を見出していった。

「ある野球の強豪校が、国家資格の講習がない学科に部員を入れているという話を伺いました。なぜそうするのかというと、資格取得のための講習があると練習ができないからです。でも僕はそれは違うんじゃないかと思いました。むしろ工業高校の良さを生かして、いい就職を目指しながら部活動をやるべきだと思ってスタートしたんです」

資格取得は簡単なものではない。授業だけではなく技術習得も必要なため、早朝や放課後の時間を使って講習を受けなければいけない。それを練習と並行していくのは至難の業だが、両立しないことには生きる力が養えないと生徒たちに伝えてきた。

「生涯賃金がどうなるかが大事だという話をします」
「子どもたちに常々言ってきたのは、将来、人生の勝利者になるということ。いかに社会に出てから仕事をちゃんとやって、幸せな人生を送るか。そのためには高校時代に勉強するのが大事だよ。そうすれば幸せになれるし、好きなことができる。今の勝ち負けではなくて、生涯賃金がどうなるかが大事だという話をします。そうした話をしていくと、将来のことを考えるようになり、勉強をしたり、周りを見る目が出てくるようになります」

もちろん資格を取るだけではなく、野球の練習もレベルの高いものを採り入れている。

グラウンドでは実戦的な練習を多くし、アメリカで開発されたクロスフィットトレーニングを組み込み、食事面にも気を配っている。甲子園の上位を目指すという目標には一切のブレがない。昨夏は県大会準優勝、この春も九州大会に出場しているほどだから、その取り組みの志の高さがうかがい知れる。

「第一種電気工事士」の資格取得で全国1位に。

資格取得面で目立っているのは「第一種電気工事士」という国家資格での実績だ。美里工は平成26年度、同資格の合格者数が全国1位になった。全校で53人いた合格者のうち、野球部員が30人を占める。ちなみに昨年度も全国3位で、44人の合格者のうち野球部員は26人だ。

甲子園出場やプロ野球選手という夢を追いながら、野球以外の道を歩むための準備もしっかりと進んでいるのだ。

神谷はこう力説している。

「野球をやることで、練習に耐える力やあいさつができるようになってマナーが分かる。また、先輩・後輩の精神が養われるなど、たくさん得られるものがあると思います。でも、それはどこのカテゴリーの野球チームでも教えられること。高校というのは、勉強を教えないといけない。それぞれの学校には特徴があるわけですから、それを教えないと高校教育ではありません。高校野球として、やるべきことがある。15~18歳までの一番の思春期の子どもたちですから、3年間で彼らはいかにも変わる。高校で頑張った子たちは一生、頑張るでしょう」

甲子園に行った代償として、将来何もできない人間になったら、何のために高校に通うのか分からない。「親としてもそれは望んでいないでしょう。甲子園は通過点として、将来に生きる力をつけてほしい」と神谷は断言している。

神谷のいう「生きる力」を今の高校球児は養えているのだろうか。

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この記事は、読んでいて私も感銘を受けました。

 

神谷先生の考え方に私もかなり近いところを感じますし、私も中学時代の硬式野球でプロ野球を目指し、甲子園出場常連の私立校からのスカウト獲得を目指し、野球漬けで過ごしてきた先輩たちの姿も見てきて、さらに大半の先輩が夢破れて散っていく姿も同時に目にすることになりました。

 

野球で成功できるのは、学業で成功するよりも圧倒的に難しいですし、確率も相当低い。

でも、多くの子たちがプロスポーツに魅せられ、その領域で活躍することを願って身を投じていくのはいいけれど、ほとんどはそこに達することなく一線を引かなければならない現実に直面する。それは仕方のないことです。

 

私が在籍したチームの4つ上の先輩に現在読売ジャイアンツで監督をされている高橋由伸さんがおましたが、そういった実力的にも飛び抜けた「雲の上の存在」もいれば、学業も学校生活もすべて捨てて野球に人生を捧げても、どこからもお声がかからない者もいます。(私も、そのひとりでした笑)

 

野球で大成できなかったときに、学業まですべて犠牲にしてしまっていたら、もはや行ける高校すらなく、その後の展開がどうなってしまったかは皆さんのご想像にお任せしますが、悲惨な人生設計になってしまったのは言うまでもありません。

 

そういう点で、私がマインドセットにて塾生に推し進めている「人生設計」や「キャリアプランニング」という概念が大半の子どもから抜け落ちたまま年齢を重ねていくというのがフツーとなってしまっています。

 

野球に限らずスポーツで国内で第一線を目指すのは良し、大切なのはうまくいかなかったときのリスクヘッジを早い段階で子どもたちに採らせていけるかどうか、私が塾をやっている目的の第一義はそこにあります。

 

キャリアプランニングを塾生たちに噛み砕いて教えていきながら、そのキャリアに到達できる人生にするために、日々の勉強を自主的に重ねさせていく…それがウチの塾の指導方針であり指導方法です。

 

なので、塾生たちに定期テスト成績アップ点数アップを前面に掲げて完全燃焼させる塾ではありません、少なくともウチは。

 

なので、目先の成績アップを目的とされるご家庭は、AQURASには来ないほうがいいと思います。私も、そういった親御さんとは話が合わないと思いますので。

 

近視眼的に、目先の目標を達成させることは大事です。

定期テストで点が上がる、志望校に合格する、もちろん大きな喜びです。でも、そんなのは人生における単なる通過点でしなく、時間の問題で過ぎ去って終わりです。

 

それ以上に大事なのは、この先の未来、あなたのお子さんが「どこに出しても恥ずかしくない」人間性を有し、幸せな人生を全うできるための思考を今から鍛え上げていくことだと私は考えています。

 

成績を上げさせること自体は、私の中ではそんなに難しくありません。

でも、人間の考え方や性格を変えさせるのは、死ぬほど難しいです。読者の皆さんも長く生きていればお分かりかと思います。

 

人間は、自分で気づいてしか変われません。

他人が他人を変えさせることなど、到底ムリな話です。

 

子どもたちの思考を良い方向に変えさせるための「種」を撒くことが私のこれまでの、そしてこれからも生業であり、そのためにはすべてのお子さんを無限に受け入れる塾などできるわけないんです。

 

なので、必要最低限しか塾生を取らないのが私のやり方であり、それによって、せっかくウチの塾でお子さんを変えてほしいという要望にすべて応えられないのは、私も少しツラいところはありますが、そこだけは私の信念上、譲るわけにもいきません。

 

入塾希望者の方からは「AQURASの夏期講習の詳細はどうなってるんだ?」と突っ込まれ、塾生の親御さんからは「はよ夏期講習のお知らせ下され~」と突き上げを食らいながら、何とか日々生きてる状態ですので、できるだけ早くH.Pにもアップできるよう頑張らなきゃと、改めて決意した日曜の朝でした笑

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