それこそが、今、日本の至るところで起きている家庭教育の失敗例です。

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2005年にTBS系で放映された「ドラゴン桜」というドラマ、ご存知の親御さんも多いのではないかと思います。

 

 

偏差値35の高校生たちが東大合格を目指して奮闘するドラマなんですが、その後半の回で、特別進学クラスを作った主人公の弁護士:桜木が、東大を目指す生徒たちの親に講義する場面があります。

 

 

ドラマ自体は漫画が原作となるフィクションですが、その場面の桜木の言葉は、まさしく現代の子育てに一石を投じる内容となっており、私もそこに共感するので、今日はその会話全文をご紹介します。少し長くなるので、時間のある方はぜひお読み下さい。

 

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桜木  このたびはお集まりいただきありがとうございます。

 

 

<あなたですか。東大受験なんて冗談を教えたのは。お陰でバカ息子がその気になって(緒方)>

 

 

桜木  子供をバカ呼ばわりするということは、親である自分自身のことをバカと告白しているのと同じですよ。

 

 

<何?>

 

 

桜木  …全員0点です。あなた方とお子さんの間にはきちんとした信頼関係がないんじゃないんですか。

 

 

<ふん、説教か。くだらん!(緒方)>

 

 

<桜木先生、それぞれの家庭によって教育方針が違うんです。それに口を挟まないでもらえませんか(奥野)>

 

 

桜木  では奥野さん、お宅の教育方針を是非ここでお聞かせ願えますか。

 

 

<うちは双子ですから小さい頃から同じように育ててきたつもりです。でも大きくなって二人の能力の違いに気がつきましてね。親としては一郎にこれ以上期待をかけるのはかわいそうだと思っているんです>

 

 

桜木  愚かですね。

 

 

<ハッ!>

 

 

桜木  奥野家の失敗こそ、今日本の至るところで起きてる家庭教育の失敗例です。

 

 

<まあ、失敗だなんて…>

 

 

桜木  みなさん、ご存知でしょうかね。子供は7歳ぐらいまでは直感的思考段階と呼ばれる状態にいて、7歳から11歳ぐらいまでにかけて論理的思考が身につき始めるんだそうです。ここである実験をお見せしましょう。井野!

 

 

<私ですか?>

 

 

桜木  同じ大きさのコップに同じ量のミルクが入っています。子供の目の前で片方を別のコップに移します。そして、どちらが多いかと尋ねると、論理的思考の子は(「同じだよ」と答えられるが、直感的思考段階の子供は(「わかんない」と言って)答えられない。

 

 

ここで大事なのは、この問題に答えられるかどうかと、そもそもの頭のよしあしとは実は関係ないということなんです。喩えて言うなら、言葉を話すタイミングの早い遅いと頭のよしあしが関係ないのと一緒です。単に子供それぞれのタイミングの問題なんですよ。

 

 

いいですか。親にとって大事なことは、子供の成長段階が今どこにあるのかを正確に見極めること。子供はまだ直感的思考段階にいるのなら、じっと我慢してます。それなのに「隣の子はもう論理的思考の段階に入ったのに、うちの子はまだだ」とか、あるいは「双子の弟は入ったのに兄はまだだ」とか、そんなことで子供を賢いと決めつけたり、バカと決めつけたりする。

 

 

いやー、バカです。子供ではなく、親がバカなんです。

 

 

<貴様!私を誰だと思ってるんだ!私は社員2,000人を抱える社長だぞ!(緒方)>

 

 

桜木  理屈で敵わないとなると大声を出す。いやー、大会社の社長さんも暴走族と大して変わりはありませんな。

 

 

<何だと!>

 

 

桜木  例えば緒方さん、あなた英喜君と会話するときにいつも自分の学生時代のことを引き合いに出してませんか。「オレは小学校の時はもうこんなことができた」とか、「中学のときはこうだった、それに比べてお前は何だ」とか、どうです。(間) 緒方さんの奥さん、あなた、子供にやる気を出させるためにいつも必要以上に子供を褒めちぎっていませんか。

 

 

<あっ!(緒方)>

 

 

桜木  あるいは小林さんのお母さん。子供の話を真面目に聞かず、いつもおざなりな同じ褒め言葉を使ってはいませんか。確かに褒めることは重要です。でも褒めすぎるとそれが重荷に感じることがあるんです。褒めてる相手が自分にもっと要求してるとさえ思えてくる。

 

 

<いえ、あたしはそんなつもりでは。(緒方)>

<私だって(小林)>

 

 

桜木  いいですか、褒めることはおだてることじゃないんです。しかし、たいていの人は「子供を褒めなければ」という思い込みだけでむやみに褒めてしまう。あるいは「褒めてればいいだろう」と心にない褒め言葉を平気で使ってしまう。

 

 

<褒めちゃダメ、叱っちゃダメ。じゃ家庭でどうしたらいいんですか?(奥野)>

 

 

桜木  繰り返すんです。子供の話をきちんと聞く。そして子供の言葉を、繰り返す。話を繰り返すことで、子供は親からきちん話を聞いてもらえているんだという安心感を持つことができんです。また、繰り返すだけで、その先の結論を強要しないことにより、子供は親が自分のことをきちんと一個の人格として認めてくれてるんだということを感じることができるわけです。

 

 

ですから、この方法でこれからはお子さんとの対話を是非図ってください。

家庭内の雰囲気は劇的に変わるはずです。

 

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いかがでしたでしょうか?

いやー、バカです。あなた方全員0点です…は、私もさすがに言えません(苦笑)。

 

 

ただ、子育てに関してはかなり的をついている内容であり、私自身もこの主人公:桜木とほとんど同じ考えです。

 

 

どうしても親御さんは、親の目線の高さでお子さんに成長を求めてしまう傾向にあります。でも、お子さんが直感的思考段階にいる時点で、親御さんの思い通りの成長曲線など描けるわけがないんです。

 

 

家庭でお子さんとの関係が劇的に良くなる秘訣は、やはりお子さんの言葉を「繰り返す」ことです。これは、かなり効果的だと思います。1週間続けただけで、かなり現状からの改善が期待できるほど威力はありますよ。

 

 

結局のところ、お子さんを窮屈にしばりつけて、ダメにしていくのはやはり親です。

 

 

「塾行ってるのに、なんで点数が上がらないんだ!すぐに辞めちまえ!」と長い目を持って見守ることなく、お子さんに怒鳴りつけたりわめき散らしている親御さんのお子さんが良くなった話は、ほとんど聞きません。

 

 

まずは、親御さん自身の立ち位置を変えていくことですよね。

お子さんは、そんな親の背中をちゃんと見ていますから。ごまかしが利かない代わりに、親が変わっていけば、子どももそれに合わせて変わっていきますよ。

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