このような非常時だからこそ本質がよく見える。自塾の利益しか考えない拝金主義の塾も簡単に見極められる。

政府が新型コロナ特措法となる緊急事態宣言を発令し、都内に関しては学習塾もリアル営業自粛に追い込まれている中で、千葉県もご多分に漏れず、きっちりこの中に入ってしまったことで塾ごとの対応が不思議なくらい分かれています。

ウチの塾はもともとZoom黎明期からZoomでのリモート授業を取り入れていたため、今回の一件で塾生全員への使い方レクチャーなどに相当な労力を使う結果にはなりましたが、何とか塾生たちの学習継続を維持して学習指導を提供できる状況を構築できています。もちろん、塾生や親御さんがこのようなツールを使いこなすことに慣れていないご家庭もありますので、こちらもその都度粘り強く使用方法の説明を行いつつ、Zoomでのリモート授業でもしっかり予習前提の学習を進めつつ、今後は塾生ひとりひとりにおける成果の差が確実に出てくることを想定して、どのようにフォローを入れていくかをスタッフ全員で詰めていこうと思います。

この数日は村上にとっても目まぐるしい状況で、千葉県統一テストがまだ受験できていない塾生に在宅受験をさせるための問題用紙一式を塾生宅までデリバリーから始まり、まだ通期のテキストを受け取れていない塾生にテキストを届けるために、村上が車で一軒一軒デリバリーをしてご家庭まで参上する日々でした。遠方の塾生宅はすべて村上が出向いたとはいえ、近隣の塾生宅にはスタッフたちもデリバリーをしてくれて、スタッフたちにも感謝する次第です。

デリバリー先では親御さんから「ここまでしてくれて、ありがとうございます」「こんな遠くまで塾長を出向かせて申し訳ない」というお声を多く頂戴し、先生方みんなで食べて下さい…と差し入れも多く頂戴しました。そのお気持ちだけで私もスタッフたちも報われておりますので、これ以上の過度なお心遣いは不要です。お子さんの安心安全があってこその学業ですので、このような情勢下での中でも真面目に頑張るお子さんたちのフォローとなれば幸いです。

西船橋・稲毛のスタッフたちが現在は西船橋に出勤して、Zoomでのリモート授業を担当してくれています。共有フォルダの使い方などで質問が多く挙がっていますので、近日中にマニュアルを作成して閲覧方法を塾内報で配信できればと思います。

いずれにせよ、Zoomだけのリモート授業しか選択肢がない中で、学習指導以外の付加価値をつけて提供すべく、ここからは指導精度のブラッシュアップを図っていくための闘いが本格的に始まります。コロナ禍の一斉休校や緊急事態宣言で先延ばしになってしまっていたマインドセット講座を、Zoomのリモート提供に合わせてパッケージ化すべく『賢者の人生最適化計画』(仮称)という塾生全員参加型マインドセットにして開講しようと今は構想を練っておりますので、詳細公表はもうしばらくお待ち下さい。

尚、塾に通いたいけど家から出れない…困った…という全国各地の小中学生のお子さんのために、Zoom自習室を開設する方向で話も進めています。こちらも詳細確定次第、お知らせします。

それにしても、子どもの安心安全が第一であると私も含めて考える方が多いとは思うのですが、一部の塾さんの対応には正直驚かされています。
大手の進学塾さんもあれば、街中のウチみたいな零細塾さんもあるので、何とも言えませんが。

このような緊急事態宣言が出ていて塾も自粛方向となっているのも関わらず「当塾は緊急事態宣言に負けず、塾を開講して授業を行います!」とか「緊急事態宣言が発令されましたが、親御さんからの要望が多かったため、当塾はその期待にお応えするため通常営業を続けます!」という、もはやモラルを疑うような拝金主義を前面に押し出しまくって正当化する塾がこんなにもあるのか…と唖然とさせられたものです。塾全体の、塾長のリテラシーが低いからなんでしょうか。ちなみにこのような拝金主義の話は、ウチの塾の親御さんからも出ました。そんな塾に行かせられないと…私も同じ見解です。

このような社会情勢になったことで、物事の本質がはっきり見えてきますよね。

普段はお子さんの成長のためにとか、志望校に合格するためにとか言っていても、このような状況になって国の自塾要請を無視してでも営業しようとする意地汚さというか。どう見ても売上や利益を優先したいのは分かりますが、社会がこのような情勢下であるにもかからわず、子どもを危険に晒してまで自分たちの営利を前面に出して追求するというのは、私見ではありますが間違っていると思います(特別な事情がある場合は分かりませんが…)。大手の塾さんは大変なはずです。たくさんの社員さんを抱えていますから、死活問題になるのは避けられないかと存じます。

そういった方々は「親御さんたちやお子さんからの要望があったから」と口々にされます。私も親御さんや塾生から要望が出れば最大限の配慮をして臨みますが、今はこのような非常事態です。

今は「塾を開けてくれてありがとうございます」と言われるかもしれませんが、感染が今後拡大していけば親御さんの言葉は「なんでこんなときに塾を開けているんですか?子どもを危険に晒したいんですか?」に変わるのは全く想像に難くありません。

社会全体でコロナウィルスを一掃するために民衆が協力をしなければならない中で、自塾の利益追求を前面に出している拝金主義の塾さんが表面化してくれたことにより、親御さんたちもお子さんの塾選びの選別がしやすくなったのではないかなと私は見ています。このような非常時にコンプライアンス遵守を放棄して自塾の利益利益を前面に出す拝金主義の塾に預けたいと思う親御さんがどの程度いるかにもよりますが。

その上で私見ですが、私が思う今後の社会の在り方をお伝えします。
あくまでも仮説の域を出ませんが、近からずとも遠からずだと思います。

もはや、社会が先日までのコロナ禍が起こる前に戻ることはないと思います。
元通りにはならないでしょう。現在の状況は不可逆的ですから。

変化に柔軟に対応し、進化という名のイノベーションを起こさなければ生き残れません。
これまで私が提唱してきたマインドセット通りの社会構造になっていくはずです。

そうなると、業態転換を迫られる多くの企業や事業者が増えてきますし、副業ではなく「複業」を選択する人も増えてくるのではないかなと。パラダイムシフトから逃れることができず、みんな一斉にスタートラインに立たされて、そこで淘汰が加速し、生き残った人たちだけが次の時代の成功者として生きる権利を与えられる…そのような社会構造は、すでに目前に迫ってきています。

恐らくは私教育である学習塾も同様の次元に巻き込まれますし、これから廃業する塾も続出してくるでしょう。半年後に国内の塾業界がどうなっているかすら、私も想像できません。

少なくとも、私は子どもたちが「時代を読んで行動できる」強く賢い子に育てたいですし、「どこに出しても恥ずかしくない子」を世に輩出していくことが己の使命だと信じてAQURASを続けてきましたので、ここからの時代こそがAQURASが本当の社会的意義を発揮できる塾であることを確信しています。まずはコロナ禍が落ち着いてからになりますが…。

そして、ブログに書いても仕方ありませんが、このような非常時でも誰もが一切迷わずに塾生のために尽力しようとして現在闘っているウチの自慢のスタッフたちに、心からの感謝を綴りたいと思います。



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