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「褒めて伸ばす」路線の終焉。逆に「褒めると子どもはダメになる」の深刻なワケとは?

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(2年前の記事をアレンジしたものです)

 

北海道の7歳児の親による置き去り行方不明事件で、親のしつけを猛批判していた尾木ママが、男児が無事に発見された報を受けるなり、いきなり手のひら返しで喜びを現されています。

 

もちろん、男児が無事に発見されたことは、本当に良かったことであり、私も外様の傍観者とはいえ、ホッとしています。

 

この尾木ママ、教育評論家という肩書はさておき、最近はWebで批判コメントばかりで多くの方から反感を買ってしまい炎上されまくっています。そして、今度は手のひら返しの如く、意見を二転三転させてくれます。

 

私みたいなどこの馬の骨か分からん奴が言うならスルーされておしまいだけど、メディアでの影響力が強い方ですので、もっと公平で中立性を保った発言をされないものかと思います。

 

そして、尾木ママ提唱路線から始まった「褒めて伸ばす」路線が、いよいよ本格的な崩壊路線が、目に見えるレベルまでついに来ました。私も現場でずっとその情景を見てきているので、とても危機感を抱いています。

 

個人的には、尾木ママの言い分で共感できるところも多々あるのですが、共感できないところも多いので、私の中では半々といった感じです。もともと尾木ママが学校の最前線で活躍されて体得されたことは素晴らしいですし、そこに疑念もなのですが、最近なんかおかしい気がします。

 

さぁ、尾木ママ信者の「お子さんから嫌われたくないから、叱らずにお子さんと仲良くする」お母さんたちは、今後変われるのか。それとも、そのままズルズルいって、最後は苦労知らずの打たれ弱い子にして、ドロップアウト人材を世に放ってしまうのか、一体10年後にどうなっているかです。

 

今日は、この記事を取り上げます↓

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「体罰は野蛮だ」なんて大ウソ!大学教授が訴える「ほめると子どもはダメになる」 (デイリー新潮編集部)

 

「子どもを厳しくしつけるよりも、いいところを伸ばすように褒めて育てたほうがいい」―こんな風に信じて子育てをしている人も多いことだろう。子育てに限らず、若手社員に対しても「ほめて伸ばす」式の育成方法が奏功すると考えている人もいるのではないか。

 

こうした考え方の背景には、かつてのスパルタ式の教育や体罰への反発があることは想像に難くない。そして、「欧米では、体罰や押し付けのような教育は採用しておらず、もっと自由に個人を尊重している」と思っている人もいることだろう。

 

しかし、これは大きな勘違いだ、と指摘しているのは、心理学博士の榎本博明氏。実は欧米の親は、日本よりもはるかに厳しく、子どもに対して威厳がある存在だというのだ。そのうえで榎本氏は、新著『ほめると子どもはダメになる』の中で、「ほめて伸ばす」という教育方法の弊害を具体的に指摘している。

以下、同書をもとに欧米などと日本の親とを比較してみよう。

 

(1)しつけをしない日本の親 ~「ほめて伸ばす」という教育方法の弊害とは?~

日本の親(特に母親)は、子どもと友人のような関係を持とうとする傾向が強い。そのため、親の意見を押しつけたがらない。これは、世界的に見てもかなり珍しい傾向のようだ。

 

「子どもの体験活動等に関する国際比較調査」(子どもの体験活動研究会)が2000年に日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツの小学5年生と中学2年生を対象に行った調査結果がある。

 

しつけに関する言葉がけとして「ちゃんとあいさつをしなさい」「うそをつかないようにしなさい」といったことを父母から「言われない」という子どもの比率は日本が圧倒的に高かった。以下はその調査結果である(数字は%)

 

・「ちゃんとあいさつをしなさい」

お父さんから「言われない」 日本72 韓国46 アメリカ27 イギリス38 ドイツ66

お母さんから「言われない」 日本54 韓国39 アメリカ23 イギリス29 ドイツ60

 

・「うそをつかないようにしなさい」

お父さんから「言われない」 日本71 韓国27 アメリカ22 イギリス22 ドイツ42

お母さんから「言われない」 日本60 韓国22 アメリカ21 イギリス18 ドイツ38

 

もちろん「うそをつくな」「あいさつをしろ」と言われたからといって、子どもがそのように育つかどうかは別問題かもしれないが、それにしても親からしつけようという働きかけがなされていないことは数字から見てとれる。

 

(2)体罰は前時代的なものではない

近年は特に体罰について、日本では過敏な反応が目立つ。少しでも体罰に類する行為をした教師は野蛮人のように扱われがちである。

しかし、たとえばアメリカではつい最近行われた調査でも、体罰に対して肯定的な意見のほうが多いのだ。

 

シカゴ大学が2014年に実施した「子どものしつけに対する意識調査」によれば、体罰に賛成という者が、18~29歳で74%、30~39歳で73%、40~49歳で70%、50代以上でも60%以上となっている。

 

深刻なダメージを与えるような体罰は論外にしても、あきらかに子どもが悪い場合でも、一般的な体罰はもとより、正座させただけで大騒ぎになる日本とは意識が違うようだ。

 

同書では、他にも具体的なデータ、事例を引いて「欧米の親は優しいというのは誤解に過ぎない」と断じている。何でもかんでも「ほめて育てる」といった風潮に違和感のある方には納得の1冊、逆に「子どもは叱ったら萎縮する」と信じている人には刺激的な1冊と言えるだろう。

 


まぁ、刑事事件レベルの体罰は論外です。

いつも思うのは、「言って聞かない子は、最後は叩いて教えるしかない」という元.東京都知事の石原さんが言っていたことは分かる気がするし、恐らく同じ局面に至っている親御さんは、間違いなく多いはずです。

 

でも、実際に叩くべきじゃない。叩くよりも抱きしめてあげなさい、子どもが分かりようになるまで粘り強く諭してあげさなさい…、褒めて伸ばす路線の主張はなるわけです。

 

私もそれでいいと思っていますが、問題は、綺麗事で済まない局面まで追い込まれてしまっている親御さんにとっては、そんな綺麗事に耳を貸す余力などないということです。だから最終手段で手が出てしまう。その気持ちも分かります。

 

それと、自尊心の問題ですかね。

学校だけでなく、塾の現場でも似たようなことを毎回目にします。

褒めて自信をつけさせる。

 

これは、素晴らしいことです。

 

壁を乗り越えさせる経験は絶対に必要だし、乗り越えることで「自分はできるんだ!」と思い込んで、次の壁も越えにかかる。文句のつけようがなく、私も塾ではそう塾生たちに接しています。

 

とはいえ、ここで年々増えてきているのが「自信を持つ」から飛躍し過ぎて「自意識過剰の自己愛が強すぎる」子です。

自分がテストで誰かに勝てば、相手を見下す。

バカにする。

 

ところが、自分がやられたら被害者ヅラをして同情を引こうとする。自分は悪くないと正当性を主張し、さらにどうしようもなくなったら泣いて親に助けてもらう。

 

この手のケースの子が、明らかに「爆発的に」増えました。

メディアは、こういった側面を一切報道しませんが。

 

この手のケースで手を焼いている教育関係者は、とてつもなく多いはずです。

ヘタに叱ると、すぐ潰れてしまう。今度は、親が乗り込んでくる。

 

親としては、自分の子育てが失敗だと認めないでしょうから、激しく抗議する。

そして、その光景を陰で見ている子どもが、ほくそ笑むわけです。

「世の中は、自分の思い通りになるんだ」と。

 

その結果、人の心の痛みを理解しようとしない自己中の子ができあがり、何かにつけて周囲を巻き込み、不幸にしていきます

そんな状態の子が社会に出て、国際競争の荒波の中で立派に闘っていけるとは、どうしても思えないんですよね。

 

私はこの仕事を始めてから、こういったケースで家庭崩壊まで至ったケースを2件見ました。褒めて伸ばすは確かに効力を発揮しますが、親が子どもに嫌われたくないからという自己防衛的な理由で褒めて伸ばせば、間違いなくみんな不幸になるというのは確かです。

 

教育というのは、本当に難しいものです。

私も修業が足りません。現場でまだまだ揉まれていこうと思います。

AQURASという塾は、自己管理を通じて学力的にも精神的にも「強い」子を育てていきます。その中には、己自身の弱さと向き合わせて克服させていくのも含まれます。

 

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