デジタル教科書で子どもたちがバカになるの!?ICT教育の最先端、北欧で示された衝撃データとは…。

春期講座が大体完了し、残すは春期総決算の千葉県統一テスト実施のみ。
いよいよ当塾も昨日から新学年新学期が始まりました。

さて、今回分は村上が書くため何をご紹介しようかと思いつつ、デイリー新潮に納得してしまった記事があったので、ご紹介できればと思います↓

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コロナ禍前の2019年に、スウェーデンでは精神科医アンデシュ・ハンセンが著書『スマホ脳』(新潮新書)の中で、やみくもに学校教育にデジタルデバイスを取り入れることに関してある問題提起を行った。紙の教科書と電子書籍の教科書には同じ学習効果があるのかという点だ。ハンセンは著書の中で、ノルウェーの研究者が小学校高学年の生徒を対象にした実験を紹介している。生徒の半数には紙の書籍で短編小説を読ませ、残りの半分にはタブレット端末で読ませた結果、紙の書籍で読んだグループの方が内容をよく覚えていたという。

“特によく覚えていたのは、話の中でどういう順番で出来事が起こったかだった。考えられる説明としては、脳がデジタル端末のメールやチャット、更新情報などがくれるドーパミンの報酬に慣れ切ってしまっているからというものだ。脳が文章に集中するよりも、報酬がないことを無視するのに貴重な処理能力を費やしてしまい、結果として学びが悪くなるのだろう”(『スマホ脳』p.183より引用)

ハンセンはインタビューの中で、このようにも語っている。「簡単な文章を読むのなら、デジタルでも紙でも大差はない。しかし難解な文章を読むときには、紙のほうが内容をよく覚えている。それはわたしたちが、デジタルで読むときのほうがついつい速い速度で表面的に読んでしまう傾向があるからかもしれない。だから現場の先生たちにはこうアドバイスしたい。難しい文章を読ませるときには、紙の本や教科書を使うこと。デジタルで読ませるなら、生徒が速く読みすぎていないかに気を配ってあげること」

ハンセンはまた、学習の場におけるスマホの存在にも懸念を示している。スマホは、手に取らなくても、そこにあるだけで集中力を阻害するという。わたしたちの脳は、大好きなスマホの存在を無視するために貴重な知能のキャパシティーを割いてしまうのだ。 “大学生500人の記憶力と集中力を調査すると、スマホを教室の外に置いた学生の方が、サイレントモードにしてポケットにしまった学生よりもよい結果が出た。学生自身はスマホの存在に影響を受けているとは思ってもいないのに、結果が事実を物語っている。ポケットに入っているだけで集中力が阻害されるのだ”(『スマホ脳』p.93より引用)

スマホとの距離のとりかたを考えなければいけないのは子供だけではない。ハンセンは大人に対しても、集中力が必要な仕事をするさいにはスマホを別室におく、チャットやメールのチェックは1時間に数分と決める、などのデジタル・デトックスを勧めている。

とはいえ、時代の流れには逆らえない。スマホやパソコンがなかった時代に戻ることは今や不可能だ。その上で学校のデジタル化は歓迎すべきなのか、懸念すべきなのか? さまざまなインタビューの中でハンセンが強調するのは、「新しく何かを導入するときには、必ず研究結果を確認すること。新しいものイコールいいものだと思い込んで、やみくもに導入するのは危険」という点だ。デジタルデバイスには皆にとって便利で効果的なもので、社会格差を軽減できるものも多くある。ただし、科学的なメリットとデメリットを把握した上で、導入していくことが大切だ。

それと同時に、デジタル化がもたらしたデメリットへの対抗手段も講じていかなければいけない。ハンセンによれば、運動をすることで集中力や脳の実行機能がアップし、ストレスにも強くなるという。

今までになく運動の必要性が重要視される一方で、子供の運動不足は年々深刻化するばかりだ。この状況を懸念したハンセンは、昨年秋に子供たちに運動の大切さを説いた児童書も発表している。「デジタル化と運動はセットで考える」、それがこれからの時代を生き延びるための賢いヒントなのかもしれない。

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この内容から少しズレるかもしれませんが、これに似たような状況を昨年の同じ時期、緊急事態宣言下でリモートでのオンライン授業しか選択肢をとれなかった中でイヤでも実感させられました。

学校の内申・成績が平均より下の子どもたちは、オンラインによりますます成績が悪くなったと、あちこちで聞かれたのをよく覚えています。

成績の良い子と平均以上の子には変化は無かったらしいですが、平均以下の子どもが半数の割合で成績が落ちるとなると、長年の積み重ねでは、確実に、全体的に落ちていくだけです。

もっと言うのであれば、リモートでのオンラインで学力を伸ばすことができたのは、たった上位5%、偏差値65以上の子だけでした。
学力二極化で半数以上を占める中下位層が、リモートでのオンライン学習で、自制心を維持することができず、さらに堕落していくというのが塾屋として見ている側として実感したところですね。

なので、ウチの塾はリモートでのオンライン指導コースを開設したものの、たった半年弱でコース廃止したのは、それが理由です。
対面でのface to faceの指導が最も効果を上げられることを、コロナ禍によって改めて私も教えられた感じです。

先ほどの話に戻りますが、大学生くらいになれば半々でデジタルと紙で良いような気もしますが、99%が学ぶ高校までは紙中心の利用で良いのでは…と私見として思うところです。

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